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飲食店のプレスリリースの書き方 完全ガイド——新店オープン・新メニュー・閉店告知の実例つき

プレスリリースは「型」を知れば、誰でも書ける

「プレスリリースを書いてみたいけれど、何から手をつければいいのかわからない」。飲食店の方から、いちばん多くいただくお悩みです。

ですが、安心してください。プレスリリースには決まった「型」があります。作文のようにゼロから発想する必要はありません。型に沿って、あなたのお店の事実を当てはめていくだけで、記者に伝わる文書は完成します。この記事では、飲食店がすぐ真似できる書き方を、新店オープン・新メニュー・閉店告知の実際の見本文つきで解説します。

プレスリリースそのものの意義や、「自分で書く・AIに手伝ってもらう・プロに任せる」という選び方を先に知りたい方は、第1号の飲食店のプレスリリースは自分で書ける?プロに任せる?もあわせてご覧ください。この記事は、その「実際にどう書くか」の実践編です。

プレスリリースの基本形 ── 5つのブロック

まずは全体の骨組みです。飲食店のプレスリリースは、次の5つのブロックで組み立てます。この順番を守るだけで、ぐっと「それらしい」文書になります。

  • タイトル:ニュースの核を一行で。読まれるかどうかの9割はここで決まります。
  • リード文:冒頭2〜3行で「誰が・何を・いつから」を要約します。記者はここで読み進めるか判断します。
  • 本文:背景・こだわり・開発秘話を、結論から詳細へと掘り下げます。
  • 会社・店舗概要:店名、運営会社、所在地、代表者、事業内容などの基本情報です。
  • 問い合わせ先:担当者名、電話番号、メールアドレス、取材の受け入れ可否を明記します。

ポイントは、結論を先に、詳細を後に書く「逆三角形」の構成です。記者は毎日大量のリリースをさばいています。最初の数行で「これは記事になる」と思ってもらえるかが勝負です。凝った書き出しよりも、要点が最初に来ることを優先しましょう。

タイトルの付け方 10のコツ

タイトルはプレスリリースの命です。ここでは、飲食店がすぐ使える10のコツを紹介します。

  1. 「誰が・何を・いつから」を入れる。「新メニュー発売」ではなく「〇〇亭が冬季限定コースを12月1日より提供開始」と具体的に。
  2. 数字を入れる。「10周年」「全15品」「1日20食限定」など、数字は目を引き、信頼感も生みます。
  3. 固有名詞を惜しまない。産地名、品種名、生産者名は、それ自体が魅力の証明になります。
  4. ターゲットに呼びかける。「日本酒好きに贈る」「子連れ歓迎」など、誰に向けたニュースかを示します。
  5. 季節・時事を絡める。「今年の新酒」「猛暑対策」など、いま取り上げる理由を添えます。
  6. 長すぎない。目安は30〜50字。要素を詰め込みすぎると、かえって印象がぼやけます。
  7. 誇張しない。「日本一」「業界初」などの表現は、根拠がなければ後述の景表法に触れます。
  8. 物語の予感を持たせる。「3年かけて完成した」など、続きを読みたくなる一言を。
  9. 地名を入れる。「銀座」「〇〇商店街」など、地域メディアは地元ワードに反応します。
  10. 記号で整理する。全角スペースや読点で区切ると、要素が一目で伝わります。

迷ったら、「自分が新聞の見出しで見かけたら、思わず読むか」を基準にしてください。身内向けの言い回しではなく、はじめて店名を聞く人にも伝わる言葉を選びましょう。

【実例】新店オープンの書き方

新店オープンは、プレスリリースの王道です。伝えるべきは「どこに・どんなコンセプトの店が・いつ開くか」。見本文を示します。

タイトル例:「炭火焼と自然派ワインの店『〇〇』、11月15日 東京・神楽坂にオープン ── 生産者直送の旬野菜を主役に」

リード文例:「株式会社△△(東京都新宿区)は、炭火焼と自然派ワインを楽しめる新店『〇〇』を、2026年11月15日に東京・神楽坂にオープンします。全国の契約農家から届く旬野菜を主役に据え、野菜が食べたくなる焼き料理を提案します。」

本文では、コンセプトの背景、看板メニュー、価格帯、席数、営業時間を続けます。「なぜこの店を開くのか」というオーナーの想いを一段落入れると、記者が記事にしやすくなります。最後に店舗概要と問い合わせ先、取材の受け入れ可否を必ず添えましょう。配信はオープンの2〜3週間前が目安です。取材や記事化には準備期間が必要だからです。

【実例】新メニューの書き方

新メニュー・季節限定メニューは、食材の物語で差がつきます。「新しいメニューが出た」という事実だけでは弱く、なぜそれが生まれたのかを語ることで、記事の厚みが変わります。

タイトル例:「〇〇産の希少猪肉を使った冬季限定ジビエコース、12月1日より提供開始 ── 猟師と3年かけて実現」

リード文例:「〇〇(東京都中央区)は、〇〇県産の希少な猪肉を使った冬季限定の『ジビエコース』全7品を、2026年12月1日より提供します。地元猟師との3年にわたる取り組みから生まれた、この冬だけの一皿です。」

本文では、食材の産地とこだわり、開発の背景、シェフの狙い、価格、提供期間を書きます。読み手が味を想像できるよう、調理法や香り、食感を言葉にするのも効果的です。ただし後述のとおり、健康効果をうたう表現には注意してください。「体にいい」「免疫力が上がる」といった言い回しは避け、あくまでおいしさと物語で勝負しましょう。

【実例】閉店・移転告知の書き方

意外に思われるかもしれませんが、閉店の告知は、とても強く、そして前向きなニュースです。長く通ったお客さまへ「最後にもう一度どうぞ」と伝えることは、大きな反響を呼び、感謝を届け合う機会になります。後ろ向きに捉える必要はまったくありません。

タイトル例:「地域に愛されて18年、〇〇食堂が2026年12月28日をもって閉店 ── 感謝を込めた『ありがとうメニュー』を最終日まで提供」

感謝を伝える本文例:「〇〇食堂は、2008年の開店以来18年にわたり、地域の皆さまに支えられてまいりました。このたび、〇〇の事情により、2026年12月28日をもって営業を終了することとなりました。長きにわたるご愛顧に、心より御礼申し上げます。最終営業日まで、これまでの感謝を込めた特別メニューをご用意してお待ちしております。」

閉店リリースでは、最終営業日、ラストオーダーの時間、感謝のメッセージ、移転する場合は移転先の情報を明記します。淡々と事実を並べるより、お店の歴史や思い出に触れる一段落があると、読み手の心に届きます。

プレスデリでは、閉店・移転のリリースを無料で配信できます。閉じるお店に費用の負担をかけたくない、という考えからです。さらに、閉店情報を見逃さず受け取りたい人のためのクロージングウォッチもご用意しています。「開店から閉店まで、店の一生に寄り添う」。それがプレスデリの姿勢です。

写真の重要性 ── メディアが「使える」素材とは

飲食店のプレスリリースは、写真の質で結果が大きく変わります。どれだけ本文が良くても、掲載できる写真がなければ、記者は記事にできません。逆に、シズル感のある1枚があるだけで「使いたい」と思ってもらえる確率は跳ね上がります。

メディアが「使える」素材の条件を挙げます。

  • 明るく、ピントが合っている。暗い写真・ぶれた写真は、それだけで見送られます。
  • 十分な解像度がある。印刷や大きな掲載に耐える、できるだけ大きなサイズのデータを用意します。
  • 横位置と縦位置の両方がある。媒体のレイアウトに合わせて選べると喜ばれます。
  • 料理・店内・外観がそろっている。記事の構成に応じて使い分けられます。
  • 加工しすぎていない。過度なフィルターは、実物との差でクレームのもとになります。

スマホでも、明るい窓際で、真上や斜め45度から丁寧に撮れば十分に戦えます。ただ、料理写真は奥が深く、「どうしてもうまく撮れない」という声も多く聞きます。写真に課題を感じる方は、飲食店専門のカメラマンに任せるのも一つの手です。

景表法・薬機法の注意 ── やってはいけない表現

プレスリリースは公の情報発信です。書き方を誤ると、法律に触れる可能性があります。特に飲食店が気をつけたいのが、景品表示法(景表法)薬機法の2つです。難しく考えず、次の2点だけ押さえてください。

「No.1」「日本一」などの最上級表現に注意(景表法)

「地域No.1」「日本一おいしい」「業界初」といった表現は、客観的な根拠(調査データなど)がなければ使えません。根拠のない最上級表現は、優良誤認として景表法に触れるおそれがあります。使いたい場合は「〇〇調べ/2026年時点」のように、出典と時点を明記できることが前提です。自信があっても、証明できないなら書かないのが安全です。

健康・効能をうたわない(薬機法)

「免疫力が上がる」「血圧が下がる」「デトックス効果」など、食品で健康効果や効能をうたう表現は薬機法に触れます。体に良さそうな食材でも、リリースでは「〇〇をたっぷり使った」「滋味あふれる」といった、事実とおいしさの表現にとどめましょう。効能を語りたくなったら、それは危険信号だと覚えておいてください。

プレスデリのAIライティング補助は、これらの景表法・薬機法のNG表現を避ける仕組みを組み込んでいます。とはいえ最終確認はご自身で。事実と数字は、必ず一度読み返しましょう。

「書くのが難しい」と感じたら ── AIライティング補助(無料)

ここまで型を解説してきましたが、それでも「白い画面に向かうと手が止まる」という方は少なくありません。そんなときは、プレスデリの無料のAIライティング補助を使ってください。

使い方はシンプルです。画面の10個の質問に答えるだけ。お店の名前、ニュースの内容、こだわり、開始日などを入力すると、約2,000字のプレスリリース原稿が自動で作成されます。この記事で紹介した型に沿った文章が、数分でたたき台として手に入ります。景表法・薬機法のNG表現を避ける配慮も入っているので、初めての方でも安心です。

できあがった原稿は、そのまま使っても、自分の言葉で手直ししても構いません。まずは試してみたい方は、無料登録ページからアカウントを作成してください。プレスデリの基本の配信は無料から始められます。

まとめ ── まずは型に沿って、1本書いてみよう

プレスリリースの書き方は、決して難しくありません。タイトル・リード・本文・会社概要・問い合わせ先という型に沿って、あなたのお店の事実を当てはめる。結論を先に書く。写真を丁寧に用意する。そして、最上級表現と効能表現だけは避ける。これだけ守れば、記者に伝わるリリースは書けます。

新店も、新メニューも、そして惜しまれる閉店も、すべてがあなたのお店のニュースです。まずは書けるネタを1つ選び、この記事を見ながら書いてみてください。手が止まったら、無料のAIライティング補助が下書きを手伝います。閉店・移転のニュースを見守りたい方はクロージングウォッチもご活用ください。

あなたのお店の魅力を、まだ知らない人へ。プレスデリマガジンは、その一歩をこれからも応援します。

(本メディアは、飲食店特化のプレスリリース配信サービス「プレスデリ」を運営する株式会社デリシャスノーツがお届けしています。)